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ランシング




B.リード
P.P.リード
リチャードソン
ロバート・リテル
リューイン
ルイス
ルーベン
ルエル
ル・カレ

レナード
レマルク



魯迅
ロス





アルフレッド・ランシングAlfredLansing
『エンデュアランス号漂流』
『エンデュアランス号漂流』
Enduarance
訳:山本光伸
新潮文庫
平成21年9月28日読了
 1914年南極大陸横断に挑戦したシャクルトンだが船は氷の海に阻まれて沈没、彼らは氷の海に取り残されてしまう。 救助を期待出来ない絶望的な状況下での、生きる為の壮絶な戦いは17ヶ月に及んだ…というドキュメンタリーです。
 全員を無事に生還させたコトにより隊長のシャクルトンは優れたリーダーとして今なお賞賛されているそうですが、 そもそも無謀な計画だったんじゃないかなぁ?もちろん後からならナンとでも言えますし、安全第一では冒険とは 言えますまいが。
 僕には想像力が欠落しているからなんでしょうが、本書を読んでも南極の過酷さがイマイチ伝わってきません。 もっと図版が有ればマシなんですけどね、wiki見たらそちらの方が多いってのはなんかなぁ。
 現存する隊員たちに話しを聞けたというのは大きいでしょうが、本書の場合ソレが足枷になっているようにも 思われました。なんとなくですが、ナニか避けている話題が有るような胡散臭さというか?
【関連作品】
『シャクルトンに消された男たち』
未読ですが検索したら見付かったので名前だけでも紹介。
『漂流』では黙殺同然の別働隊についてだそうで、コチラには死者も出ています。どちらかというと『シャクルトン“伝説”に 消された男たち』なんでしょうか?


バリー・リード Barry Reed
『決断』
『決断』
The Choice
訳:田中昌太郎
ハヤカワ文庫
平成21年6月16日読了
 まるで少年マンガ雑誌に連載されていたかのような泥縄ぶりに驚かされます。しかも人気が無くて悪戦苦闘している 作品のようで、ご丁寧に打ち切り最終回的なラストまで見事にハマってます。
 とにかく次から次へと登場人物や仕掛けが出て来ますが、人物の書き分けは粗雑で薄っぺら。仕掛けについても テキトーで最後には投げ捨てです。
 『評決』のギャルビンを再度登場させるなら、前作とは逆の立場になった苦悩を掘り下げるか、敵役として使うべき だったんじゃないかしらん?
 作者は弁護士が本業だった筈ですが、この作品は弁護出来ますかね…。
P.P.リード Piers Paul Read
『生存者』
『生存者』
Alive-The Story Of The Andes Survivours
訳:永井淳
新潮文庫
平成19年1月11日読了
 高校時代から興味を持ちつつ何故か読まずに来た本書をやっと読みました。果たして当時読んだ方が 良かったのか、今で良かったのかは判りませんが、まぁ読んでよかったかな?と。
 ただ無理な話でしょうが、事故後三十年を経た現在の視点から増補版で読みたかったのも確かです (一番の妄想だと吉村昭の筆で読みたかったんですが)。
 事件が起きて直ぐくらいに当事者から直接話が聴けるのは取材としては最高の条件なのでしょうが、 あまりに苛酷かつ凄惨だったこの出来事については逆効果だったように思えました。
 生存者たちの今後の人生への影響や死亡者たちの遺族の感情を考えれば、極限状況下で剥き出しに された人間の醜さ(または精神状態)などは描き辛い…というのは判ります。しかし一読者として 無責任に言わせて貰うと、チと食い足りませんでした。
アンソニー・リチャードソン
Anthony Richardson

『戦場をかける犬』
『戦場をかける犬』
One man and his dog
訳:藤原英司
文春文庫
平成19年6月25日読了
 我が家にも犬がいたのですが、当時をアレコレと思い出しつつ読みました。訳者の前言にも有るのですが、“人間と犬の物語”と してではなく、ふたりの繋がりの物語として読むべきだろうと思われます。
 実際に犬と暮らした経験の有る方ならお判りと思いますが、相手が人間の姿をして居ないだけで、友達としてのつながりは人間相手と なんら変らないし、むしろ時として上回る。そんなコトを再認識させられました。
 こういう本との出会いが有るのだから、やはり街の古書店は存在し続けて欲しいと思います。
ロバート・リテルRobert Littell
『スリーパーにシグナルを送れ』
『チャーリー・ヘラーの復讐』
『目覚める殺し屋』
『ロシアの恋人』
『スリーパーにシグナルを送れ』
TheSisters
訳:北村太郎
新潮文庫
平成20年11月15日読了
 読み終わっての率直な感想は、面白かったというよりも(いや面白かった!のですが)空ろな気分になった…でしょうか。
 巨大組織の陰謀に巻き込まれた、またはその中で捨て駒にされる個人の心理などについて描きこんである訳ではないので 切り裂かれるような痛みを感じる作品では有りません。またどんでん返しのような、驚かされる結末が用意されては居ますが 読者との知恵比べをしている訳でもなく、かつ判り易い娯楽に走っている訳でもない…全く持って不思議な魅力を持った 作家だよなぁと思いました。
 手放しに絶賛し辛いなぁ。
 それにしても読むたびに霧の中を眼鏡を外して歩いているような、そんな曖昧な気分にさせられるリテルですが本作は意外に 判り易いんじゃないでしょか。最後に“絵解き”が有るからかもしれませんが?
『チャーリー・ヘラーの復讐』
The Amateur
訳:北村太郎
新潮文庫
平成23年6月17日読了
 正直意外な結末でビックリしました…いや、良い意味でではないのが残念ですが。
 ま、趣味の問題ですのが。
 前半の切なさや中盤の不安感そして展開の不思議さは期待どおりでしたし、読後のキツネにつままれたような感覚はそのままですが。 いや、だからと言ってつまらない筈は無く、かといって…スッキリしないなぁ。
『目覚める殺し屋』
Walking back the cat
訳:雨沢泰
文春文庫
平成年9月26日読了
 僕が求めているリテルでは無い作品。もっと不安感というか足元の落ち着かない雰囲気が好きなのですが、普通…というかナンというか?
 正直に言うと不満で、果たしてこれらを先に読んでいたら他の作品に手を付けていたかというと甚だ疑問です。なんか読む度に「これは僕のリテルじゃない」 という作品が増えてきて、むしろ“僕のリテル”は例外なのかと?
 いや勝手な話ですが。
『ロシアの恋人』
An Agent In Place
訳:雨沢泰
文春文庫
平成22年7月4日読了
 なんだかキツネにつままれたような気分で読了。いや期待していたリテルとは違い、ストレートと言うか…僕が気がつかなかった仕掛けでも 有るのかしらとも思ったのですが、それも無さそうですし。
 なんはない不安感のような、主人公の精神的に頼りないような感じはお馴染なのですがさてさて?
マイクル.Z.リューインMichael Z.Lewin
『刑事の誇り』
<パウダー警部補シリーズ>
『刑事の誇り』
Hard Line
訳:田口俊樹
ハヤカワ・ミステリ
平成19年8月2日読了
 携帯に便利なポケミスだからってんで買ったに過ぎない作品ですが、面白かったです。無駄に多くを語らないテンポの良い 語り口はもちろん、主人公の性格が良い(んですが、作中の他の登場人物にとっては非常に性格が悪いといえましょう…なんか 性格の悪い主人公が好きだなぁ)。
 狡猾な犯罪者による史上稀に見る凶悪な犯罪は出て来ませんし、超人的な名探偵も出て来ません。およそ花形とは言えないで あろう失踪人課に持ち込まれた数々の捜索願を処理していくだけ、と言えばほとんどソレだけの小説です。ただ他の課の担当に 関連付ける想像力や仕事への情熱でいくつかの事件が解決されて行くだけの…なんか否定的だな、僕。また劇的であるべき展開も 有りますが、そういう場面は極力排除されておりペースを乱すコトは有りません。堅実な感じですね。
 大人向けとはこういう作品でありましょう。


マイケル・ルイスMicheal Lewis
『マネー・ボール』
『マネー・ボール』
Money Ball
The Art of Winning An Unfear Game
訳:中山宥
ランダムハウス講談社
平成20年4月1日読了
 今を去ること数年前に本書の単行本を書店で見掛け、アスレチックスが如何にして年俸が3倍の球団(ヤンキースなど)と 互角に戦えているのか?というテーマに興味を覚えました。そしてついに先日、文庫版を入手して一気に読みました。
 で、感想なのですが一言で言って期待外れでした。
 確かに著者の言うように「打率や打点、HR数などではなく出塁率と長打率を打者の評価基準にチームを構成する」というのは 目新しく、かつソレが奏功しているのには驚かされます。その点は僕などに否定し得る筈もありません。 また結果をいくら見せ付けられても否定し続け、旧来の自分たちの考え方を改めようとしない他球団のオーナーや球団関係者らを 「社交クラブ」として著者は否定(軽蔑というべきでしょうね、読んでみると)していますが、気持ちは判ります。
 ただねぇ…僕から見ると所詮は本書の主人公でアスレチックスGMであるビリー・ビーン氏もまた同じ穴の狢ではないかと 思えてなりません。
 つまり彼にとっては「勝利こそ全て」であり、選手はそのためのコマに過ぎません。
 その為のチーム作りの方法が、資金をつぎ込んで打率やHR数の優れた選手をかき集めるのか、自分たちの手持ちの“ポンコツ”を 他球団では相手にしないような“傷物”と交換して遣り繰りするか、の違いこそあれ即ち選手はモノなのです (※“”内は本文中で使われている言葉です)。
 どうせ球場に行くからには勝ち試合が観たいのは当然ですが、果たして自分たちの応援している球団の選手がコロコロ入れ替わり 名前を覚えるヒマすらない…なんてコトになったら行く気が失せないものか?
 むしろ本当に目指すべきは、勝とうが負けようが観客動員数が抜きん出ているNPBのタイガースなどではないでしょうか?
シェリー・ルーベンShelly Reuben
タイトル
『炎の証言』
Origin and Cause
訳:桃井健司
扶桑社ミステリー
平成23年11月27日読了
 例えば映画館でのチラシや予告編、またキャストの顔触れに惹かれて出掛けたコトは有りますまいか…いや、大抵の場合はそうでしょうが。 その結果ヤラレタ経験は皆様お持ちと思いますが、本作もまさにソレです。
 ぶつ切りに摘むなら楽しめますが、全体としては下手くそな編集のせいで残念な結果に終わってしまいました。
 裁判や真犯人探しなどかなり盛り上がる筈が(読者もそれを期待するのではないかい?)、緩いのなんの。妙な過去形で書いているのが敗因で、 現在進行形にすべきだったんじゃないかねぇと。
 ちなみに訳者は某大新聞の元記者だそうで、なるほど文章が読み難い訳だと納得。ついでに言うと登場人物の兄弟姉妹の関係が、前半と後半で 矛盾しています。それぞれの説明が登場人物のセリフとはいえ誤解するような設定の役割ではなく、brotherには兄と弟の別は無いそうですから コレは誤訳だろうかと思います。確認しないのかしらねぇ?また原文がおかしいのか主人公の年齢が何歳なのか混乱する箇所も有りますが、なによりの 問題は「わたし」が自己紹介をしていないコトでしょう。
 自分の話したい部分のみ饒舌で、最後まで他人行儀な為に乗り切れませんでした。
パトリック・ルエルPatrick Ruell
『長く孤独な狙撃』
『長く孤独な狙撃』
The Long Kill
訳:羽田詩津子
ハヤカワ・ミステリ
平成19年8月10日読了
 レジナルド・ヒル名義でのダルジール警視シリーズのファンなので飛びついて読んだのですが、ちょいと 畑違いかな?と思われました。
 主人公は狙撃手…と言うか殺し屋なのですが、その“仕事”の場面について それほど執着心が無い様子なので、やや迫力に欠けます。もちろんあまりに詳しくやられると追い付かないの ですが。恐らく最初に舞台設定ありきで作者の構想が始まったと思われるので仕方が無いか知らん。
 ちなみにこの作品こそダニエル・クレイグ主演で映画化して欲しいんですが、どうですかね?  仕事の依頼から冒頭の狙撃に失敗するまでをモノクロのタイトルバックにして、音は機械音のみ。そして 失敗直後に引退を決意して、狙撃場所から下山する道中で段々とカラーになり、鳥の声や川の音が聴こえてくる …なんて感じで(以下延々と続くので略)。
ジョン・ル・カレJohn le Carre
eは本来、上にカンマがついています※
『死者にかかってきた
電話』
『寒い国から帰ってきた
スパイ』
『死者にかかってきた電話』
A Call for the Dead
訳:宇野利泰
ハヤカワ文庫
平成20年11月18日読了
 エスピオナージュの新境地を開いた伝説的作品…と言うのは知っていたのですが、初めて読んで思ったのは、まるで 推理小説のようだというコトでした。一読した方ならお判りのコトと思いますが、物語の発端から事件の発覚。そして主人公が 片腕となる捜査員(本作では刑事)を得て独自に推理を進め、一度はミスリードするものの真相を解明し最後には犯人と対決。 オチには事件全体の“絵解き”まで付いています。
 こんなコトを言うと貶しているようですが、そうでは有りません。
 想像するに新しいタイプの、自分の書きたいスパイ小説を書くのに手本が無い為かなり試行錯誤したのだろうなと、 創成期の作品を読むよう(実際そうですが)で楽しめました。
 読み易くした結果かも?なんて思ったりして。
 実はスマイリーの登場するシリーズは他のモノを何作か読んでいたのですが、いずれも楽しめなかった記憶が有ります。 しかし本作を読んで、改めて読み直してみようかと思いました。
『寒い国から帰ってきたスパイ』
The Spy Who Came In From The Cold
訳:宇野利泰
ハヤカワ文庫
平成20年11月27日読了
 今となってはスパイ小説の古典で、その名の通り文体(特に訳文)が古臭く、かつ見せ方が大人しい気もします。
 面白いんですけどね。
 初めて読んだ当時はガキだったのと『死者に…』を未読だったので勝手が掴めずただラストに衝撃を受けただけでしたが、 改めて読むといろいろな登場人物にドラマが見られて興味深かったです。特にフィードラーのキャラクターが印象的でした。
 ただ独立した作品というよりは一連の流れの中の一作として読む方が合う気がします。


エルモア・レナードElmore Leonard
『ゲット・ショーティ』
『ラム・パンチ』
『ゲット・ショーティ』
Get Shorty
訳:高見浩
角川文庫
平成21年1月24日読了
 以前に映画化された作品を観てよく判らなかったのですが(馬鹿と笑って下さい)、今回も面白さは判りませんでした。 多分僕には合わないんでしょうね、長い割りにテンポが悪くてすぐに飽きてしまうし。
 ただ映画でのトラボルタは本書を読むときにもピタリとはまっていて、そのままのイメージで読めましたが。
『ラム・パンチ』
Rum Punch
訳:高見浩
角川文庫
平成20年10月13日読了
 ご存知の方も多いかと思いますが…と言うか知らない方は居ないと思いますが、本書は作者の大ファンであるQ.タランティーノにより 『ジャッキー・ブラウン』として映画化されました。
 公開当時に随分と退屈な作風になったもんだと思ったものですが、原作のコチラは面白かったです。まぁどうにかという程度でですが。
 個人的にはラストシーンが印象的で、特に“それから…”と終わる辺りは良かったと思うのですが、惜しむらくはソコに至るまで 少々冗漫でややこしい。コチラの読解力を責められたらそれまでですが、もう少しトントンと行って欲しかった。
 蛇足。
 どうせ映画化するのならガイ・リッチーの方が合うんじゃないでしょうか。悪がきとチンピラ、その成れの果てが交錯する展開は お手の物だろうし…あぁ女性を描けるかは未知数か?
 Q.Tにはウィルフォード辺りをお願いするとして。
レマルク Erich Maria Remarque
『凱旋門』
『凱旋門』
Arch Of Triunph
訳:山西英一
河出書房世界文学全集 別巻7
平成20年9月11日読了
 読みながら思ったのは「あぁ小説を読んでいるなぁ」と言うことでした。どうも最近読んでいた中に言葉を選ばず、拘りもせず 書き飛ばしているだけの汚い文章が多かったので、久々に脳みそを使ったようでもあり心地良かったです。
 『凱旋門』を未見ながら古いお上品な恋愛映画だと思っていたので、原作がレマルクと知り意外に思い読んだのですが、やはり それだけではなく非常に興味深いテーマでした。ヒトラー政権下のドイツには居られなくなった人々が、大戦直前にどのように 暮らしていたかなどが描かれているのですがイヤハヤ…ラストでの主人公の決断には年代で解釈が分かれそうですね。
【関連作品】
『凱旋門』1948年アメリカ映画
(主演:シャルル・ボワイエ、イングリット・バーグマン)
 この手の全集には月報が付いています。例えば作家についてのこぼれ話を載せてみたり、作品解題のオマケであったり、 または次回配本予定の紹介の類です。本書にもソレが付いていて、その中で本書が原作の映画作品についても触れていますが、 なんか評判は芳しくないようです。
 ネットでいろいろな人の感想を見てみたのですが、退屈などと言う評価は現代の感覚で当時の作品を見ているからだと思って いたのですが、公開当時からそうだったのね。


魯迅
『阿Q正伝・狂人日記』
『阿Q正伝・狂人日記他十二篇(吶喊)
訳:竹内好
岩波文庫
平成20年6月18日読了
 中学の頃に一度読んでいた筈なのですが、当時は訳が判らなかった印象しか有りませんでした…バカだったんだなぁ。 読もうという向上心だけは有ったんだろうけど。
 改めて読んでみると面白かったです、単純に言って。まぁ製作当時の中国の状況、作者の思想的な背景や意図するところ など無知の極みで読んでいるので、隠喩の類に気が付かない浅い読みでしょうが。
 難しい文学作品として意識しないで読むとそれなりに楽しいのではないか知らん?そう読むには少々サービスが足りない 気がしなくもないですが。
ギャリー・ロスGaryRoss
『象と逃げた男』
『象と逃げた男』
AtLarge
訳:斉藤伯好
新潮文庫
平成21年1月4日読了
 紹介を読むと非常に面白いんですけどね、なにしろ全米に指名手配された重窃盗犯が主人公のノンフィクション、しかも 盗品はインド象二頭で、盗品と逃亡中…果たしてどうやって隠れていたのか、またどうなるのか?なんて気になるじゃないですか。
 本書は廃業を決めた象使いの男が、売却相手の態度に腹を立てて象を取り返して逃亡した実際の事件について扱っているのですが、 ホントかよと驚く内容です。まぁ現代のお伽噺とは行かないのですが。いや面白いんですけどね。
 惜しむらくはもっと煮詰めるべきだったのではないか?
 再現に重点を置いて淡々と描いても良かったと思いますが、ソレをするには突込みが足りないように思えました。また著者が リポーターとして顔を出しても良かったんじゃないか?インタビュアーとして関係者の言い分や回想を纏めるだけでも読み応えが ある作品になったのではないか?と。
 また翻訳もイマイチで、自分の知っているコトや興味のあるコトにだけ注釈を入れている感じで、読者にとっては決して 親切なものではないようです。編集者の手は入っていないのか知らん?