映画・演劇
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『真夏の出来事』
『真夜中の銃声』



『乱れる』
『ミッドナイトエクスプレス』
『ミュージックボックス』
『ミラクル・マスクマン』
『ミレニアム・マンボ』
『麦の穂をゆらす風』




『メルキアデス・エスト
ラーダの3度の埋葬』










『真夏の出来事』Head Above Water
監督:ジム・ウィルソン
主演:ハーヴェイ・カイテル キャメロン・ディアス
1996年/アメリカ
観覧場所:平成19年2月20日
 唐突に始まり人間関係その他が適当に描かれています。ハーヴェイ・カイテルが好きなので 観たのですが、ナンヂャコリャ?
 シリアスなサスペンスなのか、人間の醜さを描くのが主眼なのか、それともコメディか? …別にジャンルを固定しなくても良いのですが、結局どうしたいのか全然判りません。
 まぁ別にどうでも良いのですが。
『真夜中の銃声』Up At The Villa
製作総指揮:シドニー・ポラック
監督:フィリップ・ハース
原作:サマセット・モーム
主演:クリスティン・スコット・トーマス
2000年/イギリス・アメリカ
TV:平成19年1月6日
 対戦前夜のフィレンツェが舞台のミステリー、主演はショーン・ペン…と言われて観たのですが、 とても原作がモームとは思えません、ハーレクインかそっち系かと思った。
 ストーリーは柄にも無く火遊びをした未亡人が、つまみ食いした青年に絡む自業自得のトラブルに 巻き込まれ、更に関係した人間を破滅(少なくとも多大なる迷惑)させていくという典型的なムカツク 作品でした。
 一見ハッピーエンドなのですが、不幸のどん底に叩き落される続編でも無い限り救われない気分です。


『乱れる』
監督:成瀬巳喜男
主演:三益愛子 高峰秀子 加山雄三
昭和39年/東宝
ビデオ:平23成8年月19日
 リアルと言えばリアルなのですが最後がなぁ…もう少し直接的でない方が良かったんじゃないかとも思います。しかしなぁ。それぞれの演技は文句なく 家庭の事情だけでなく社会状況なぞも盛り込んで深みが有ります。大型店舗に潰される商店街なんて今でも通じるテーマなんじゃないでしょうか。 もう少し危機的かな、最近は。
 溝口のようにもっと残酷な方が観た!とい感じがして好みですかね、僕としては。
『ミッドナイト・エクスプレス』Midnight Express
監督:アラン・パーカー
音楽:ジョルジオ・モロダー
主演:ブラッド・デイヴィス アイリーン・ミラクル
1978年/アメリカ
CATV:平成19年3月2日
 自分の置かれている時代の世界情勢を考えず、ハシシを持ち出そうとした主人公が逮捕され(当然犯罪) 4年の禁固刑を受ける。この辺りは自業自得ですよね。最近の作品なら勘違いした被害者面しそうなトコですが、 ソレが無いので良かった。演出も抑制されているし。
 ただ脱獄の前後はホントかよ…とやや疑ってしまいました。ココだけなんか都合良く描かれているなぁと 思ったのは僕だけでしょうか?
 それにしても脚本がオリバー・ストーンとは驚いた。『プラトーン』を観て以来僕にとって独善的 アメリカ人の典型として大嫌いだったのです(けど『エニィ・ギヴン・サンデイ』は大好きです)が やれば出来るのね、と言う感じでした。まぁ実話が元なんでやり過ぎは出来なかったんでしょうけど。
『ミュージックボックス』Music Box
監督:コンスタンタン・コスタ=ガヴラス
Constantin Costa-Gavras
主演:ジェシカ・ラングJessica Lange
1989年/アメリカ
V:平成20年1月29日
 さすがコスタ=ガヴラス!深刻なテーマを真面目に、しかし娯楽としても成立していて素晴らしい。 しかも基本的に法廷劇なので動きがほとんど無いのにもかかわらず、ヒシヒシと緊迫感が募ります。
 そして最後に判るタイトルの「謎(というか意味か?)」が判るという仕掛けは鮮やか。
 ただ全てを知った主人公が、その後どうするのか…と言う辺りは客に下駄を預けた方が良かったのでは ないかと思いました。有り勝ちですが、「アナタならどうする」って感じで。
『ミラクルマスクマン/恋の大変身』
百變星君 Sixty Million Dollar Man
監督:王晶、葉偉民
主演:周星馳 粱詠h 呉孟達
1995年/香港
CATV:平成19年3月1日
 すげぇチープで、なんとも言い様が無い。それなりに楽しんだのだが、ムチャクチャのデタラメで 少なくとも本作品は医食同源では無いな、と…まぁ最初から期待していないんですけどね。
 個人的には初めてチャンと観た周星馳は『少林サッカー』で続いて観たのが『カンフー・ハッスル』な だけにソッチの印象が強くて、どうしてこういう作品から『カンフー…』に進んだのかとなんとなく 不思議な気がしたりして?
『ミレニアム・マンボ』
Millennium Mambo千禧曼波
監督:侯孝賢Hou Hsiao Hsien
主演:舒淇Shu Qi 高捷Jack Kao
2001年/台湾・フランス
CATV:平成19年4月6日
 結局のところ北海道に行きたかっただけだろ?と疑いたくなる退屈な作品でした。『悲情城市』で感動した僕としては 裏切られた気分…って、もちろん勝手な思い込みですが。
 いつまでも同じような作品を作り続けることなく当たらしいスタイルを模索するのは良いコトかもしれませんが、 侯孝賢監督の場合は“自分の出来るコト”を見失っている悲しさが感じられて辛い。
 小津安二郎は「俺は豆腐屋だ」てなコトを言っていたそうですが、自分も肝に銘じたいと…勉強させられました。


『麦の穂をゆらす風』
The wind that shakes the barley
監督:ケン・ローチ
主演:キリアン・マーフィ ポーリック・デラニー
2006年/イギリス・アイルランド・フランス
2006年度国際映画祭パルムドール
新橋文化劇場:平成19年5月18日
 無駄に真面目で息が詰った。元々アイルランドの歴史に暗いので判り辛い部分が有るのは仕方ないとしても、なんか 最初から最後までずっと感情過多に議論しているか銃をブッ放しているかだけな感じ。
 理想の為に手を取り合って戦ってきた仲間同士が、共通の敵を失ってからは対立し始める…ってのは歴史上よくあるケースであり 本作もまた同様なのだが、演出に緩急が無いので僕には辛かった。


『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
The three burials of Melquiades Estrada
監督・主演:トミー・リー・ジョーンズ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
2005年/アメリカ・フランス
2005年カンヌ国際映画祭最優秀男優賞脚本賞
新橋文化劇場:平成19年5月18日
 魅力的なキャラクターや印象的なエピソードは散見するが、全体的にバカ正直な演出が食い足りなかった。 最後のシーンに関してももう一呼吸、余韻を与えて欲しかった。肩透かしをくらい「え?」といった感じだったし。
 なによりメルキアデスのエピソードをもっと観たかったのに…と残念。もっともやり過ぎると折角のラストが 台無しになったかもしれませんが。
 出来ればペキンパーの演出で観たかったのだが、無理な話ですね。