映画・演劇
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ナイロビの蜂

『肉弾』
『日本の悪霊』








『ナイロビの蜂』The Constant Gardener
監督:フェルナンド・メイレレス
主演:レイフ・ファインズ
原作:ジョン・ル・カレ
2005年/イギリス
新橋文化劇場:平成18年11月26日
 ル・カレの苦いストーリーとメイレレスのざらついた映像が素晴らしく調和しており、リアルで醜いのに ファンタジックで美しくもあった。
 ミステリー仕立てであるようでいて、社会派のようにテーマがきちんとしているのも素晴らしい。 成長物語としても成立しているのが意外な気がしたが、当然か?
 しかし残念なのは“あんな”女に何故、主人公が惹かれたのか説得力が無い点。その辺りをもっと描き 込んでくれていればと思うんですけどね。長編が原作だとやはりこうなるのかなぁ。


『肉弾』
監督・脚本:岡本喜八
主演:寺田農 笠智衆 北林谷栄 伊藤雄之助
ナレーション:仲代達矢
1968年/ATG
観覧場所:平成20年1月23日
 いやもうナンと言うか“プロが本気で撮った自主映画”という僕の中のATGのイメージ そのままな作品。面白いと言えば面白いけど、ドコがどうとは言えません。
 現代(もちろん製作当時の、だから昭和43年)のラストシーンは不要だと思うのですが、 入れてしまう辺りはやはり“自主映画”だよなぁと。
『日本の悪霊』
監督:黒木和雄
原作:高橋和巳
主演:佐藤慶
1970年/ATG
CATV:平成19年2月24日
 何も知らないで観始めたのだが、意外と面白かった。
 物語の舞台はある地方都市。一度は落ち目になったものの組長の出所を機会に反抗を企む老舗ヤクザ組織と、 新興勢力が対立。老舗側の助っ人に送り込まれた村瀬は偶然自分ソックリの刑事落合の弱みを握り…という トコから始まって、アレコレと謎を含んだ展開を見せます。
 コレだけでも面白いのですが、時々入る岡林信康のシーンが良い感じで脱力させます。話の中身には関係なく 思えますし時間の都合でカットしても差し支えないのでしょうが、無かったら全然違う味わいになっていたでしょう。
 こんなのも有りなのね、と新しい世界を覗いた感じでした(大袈裟だなぁ)。