映画・演劇
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『タイ・カッブ』







チェブラーシカ
『ピオネールに入りたい』








『テス』
『デッドゾーン』






『東京1958』
『トゥモロー・ワールド』
『遠すぎた橋』
『ドラゴン・スクワッド』






『タイ・カッブ』Cobb
監督:ロン・シェルトンRon Shelton
主演:トミー・リー・ジョーンズ
Tommy Lee Jones
1995年/アメリカ
CATV:平成19年4月2日
 “球聖”といわれるタイ・カッブを主人公にした作品なのですが、「実話に基づく」なんていって良いのか?と 心配になるくらい露悪的かつ下品です。ただそれでも不快にならないのは製作者にカッブに対する悪意が感じられ ないのとトミー・リー・ジョーンズの演技のなせる業でしょうか?
 大言壮語といえばソレまでですが、面白かったセリフは以下(逐語的では有りません)。
「近代野球を作ったのは俺なのに誰も感謝しやがらない!」
「野球をつまらなくしたのはベーブ・ルースの野郎だ!」
「スパイクの歯を研いでいた?バカ言え、錆びてる方が痛いのになんで研ぐ必要が有るんだ」
 いやいや対岸の火事としては最高に愉快な爺さんだなぁ。


チェブラーシカ
『こんにちはチェブラーシカ』
КрокодилГена(わにのゲーナ)
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1969年/ソヴィエト
CATV:平成18年12月25日
 旧ソヴィエト製…なんて色眼鏡で観るからか、素朴さも許せる。話自体は泣かせるんですけどね、 でもなんかなぁ?と言うところ。
 冒頭の果物屋さんのシーンで、オレンジの箱の中からチェブラーシカが出て来るのですが、西側なら 「売り物を食いやがって!」というシーンが入りそうなところ、本編ではオジサンが動物園に連れて 行きます。こんなトコにも当時のソヴィエト社会に於ける労働者の意識が覗え…なんて話は学者諸氏に 任せておけば良いですね。
 コマ撮りアニメが好きな方にはたまらないのではないでしょうか?かく言う僕もまた然りなんですが。
※画像は『J-com Community』平成18年12月号、邦題は“Wikipedia”より引用しました。
『ピオネールに入りたい』
Чебурашка(チェブラーシカ)
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1971年/ソヴィエト
CATV:平成18年12月26日
 タイトルになっているピオネールって知らないのですが、共産党少年団みたいなものでしょうか?違ってたら 申し訳ないのですが、なんか権威主義的な感じがして好きになれませんでした。
 まぁ当時としては否定的には描けなかったんでしょうけど(なんか偏見が酷いな)。
 チェブラーシカはいじらしくワニのゲーナは良いヤツなんですが、全体的に悲観的で悲しげなのは何故か? 続けて観たいんだけど、切なくなって全部纏めては観られませんでした。
※画像は『J-com Community』平成18年12月号、邦題は“Wikipedia”より引用しました。
『チェブラーシカと怪盗おばあさん』
Шапокляк(シャパクリャク)
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1974年/ソヴィエト
CATV:平成18年12月29日
 チェブラーシカのいじらしさやゲーナには泣かされるが、脚本が行きあたりバッタリに思えるのは僕だけでしょうか?
 前二作と異なりイジワル婆さんシャパクリャクの活躍でやや陽気さが加味されていますが、全体的にトーンが暗いのは 同じ。なんかスゲェ悲しくなるんですよね、中勘助の『銀の匙』を読んだ時と似た感じだなぁ。
※画像は『J-com Community』平成18年12月号、邦題は“Wikipedia”より引用しました。
『チェブラーシカ学校へ行く』
Чебурашка идёт в школу
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
1983年/ソヴィエト
CATV:平成18年12月29日
 話には聞いていましたが、なるほどチェブラーシカが別人(モノ?)になっています。そりゃ子どもたちは驚くよ!茶髪& パンチパーマだもん…前の方が可愛かったのになぁ。
 ただし切ないほど可愛い性質は元のママで、ブラウン管に飛び込んで撫でてあげたくなってしまいます。
 それにしてもコレって途中で終わっていないか?
 今までの作品の長さが半分である…と言うのに加えて、学校が始まる前に終わっていたりなんか中途半端の極み。 それなりの事情が有るのかもしれませんが、なんか不幸な創造をしてしまうのは作風の所為か??
※画像は『J-com Community』平成18年12月号、邦題は“Wikipedia”より引用しました。




『テス』Tess
監督:ロマン・ポランスキー
原作:トマス・ハーディ
主演:ナスターシャ・キンスキー
1979年/フランス・イギリス
CATV:平成19年2月27日
 ロマン・ポランスキー監督作品としてではなく、トマス・ハーディ作品の映画化として観ました。 故に食い足りませんでした。原作をなぞっているだけのようで、登場人物にもっと肉付けをして欲しかったと 残念でなりません。映像は奇麗だったのになぁ…。
 個人的には肉体と精神について突っ込んで欲しかった。
 例えばテスを弄ぶアレクですが、家族から愛されずに育ち今までも村の娘たちを“モノ扱い”する付き合いか してこなかったのでは無いでしょうか?自分がそのようにしているから当然相手からも同様に扱われており、 テスが初めて自分を人として反発してくれた相手だったのかも。
 またテスがエンジェルを拒み続ける理由はアレクとの間に不義の子を生したと言うだけではなく、憎む相手に 開発されてしまった自分の肉体への嫌悪と言うものが有ったのではないか?この辺り男の僕としてはナンとも 言い様が無いのですが。
 テスと結婚はしたものの過去を告白されて一度は逃げてしまうエンジェルは、実は女性経験が無いかそれに等しく 年下のテスの経験に怯んでしまったのではないか?また経験の少なさ故の潔癖症で無意識に嫌悪してしまったのかと。
 テスがアレクを刺殺する顛末を原作では書いていませんが、アレクのエンジェルへの嫉妬ではないかと思います。
 自分がこんなに愛しているのに、夫婦も同然に一緒に暮らしているのに、なぜアイツの方が良いのだ?と狂い ついには弾みで…つまりは事故であったのですが、自分が望んでいたことなのだとテスは自分の犯行と認める。
 もちろん異論は多々有りましょうが、僕の解釈としてはこんな感じです。
【関連作品】
『テス』ハーディ
『デッドゾーン』The Dead Zone
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
David Cronenberg
原作:スティーヴン・キングStephen King
主演:クリストファー・ウォーケン
Christopher Walken
1983年/カナダ
CATV:平成20年2月7日
 以前に同監督の『裸のランチ』や『ヒストリー…』を、特に後者を思い出して独り納得したのですが、ホラーやら SF専門の監督ではないのだなぁ。本作は事故で昏睡してしまった為に目覚めるまでの5年間が空白の男と、その間に 人生を生きてきた元の恋人との物語であり、特殊能力は彩りでしょう。もちろん無ければ全然違う話になっているでしょうが。
 惜しむらくは予算をかけていない様に見えるコトで、ラウレンティスの製作でもこんなンが有るのかと?
【関連作品】
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』


『東京1958』
演出:勅使河原宏
1958年/シネマ57
※クレジット無し
観覧場所:平成19年2月9日
 前衛なんて所詮独り善がりである、としか思えない保守的な僕としてはまさに典型を見付けた感じ。僕にはまるで 訳が判りませんでした。
 当時の映画って東京の風景を眺めるだけでも充分なんですが、それもロクに無いしなんかなぁ。傾倒していれば 別なんでしょうが。
『トゥモロー・ワールド』Children Of Men
監督:アルフォンソ・キュアロン
原作:P.D.ジェイムズ
主演:クライヴ・オーウェン マイケル・ケイン
2006年/アメリカ・イギリス
新橋文化劇場:平成19年5月31日
 邦題(原題もアレですが…)と“SFアクション大作”なんて宣伝の所為で大幅に損をしている作品だと思われます。 僕自身、予告編の映像は気になっていたものの多分連れが言わなければ観なかったでしょう。
 だけど観て良かった。
 導入部分でシッカリと世界観などが伝わってきたのでスンナリと作品に入り込めたのが、まず有り難い。日常的な 細かい演出で観客を取り込む辺りは上手いなぁと。もちろん見事なまでに作り込まれたセットも効果絶大なのですが。
 また主人公の行動を追い掛けているだけに近い語り口は、ともすれば不親切になりかねないのですが、本作では 逆にリアルに迫ってきます。特にクライマックスシーンでの長回しはドキュメンタリーのようでもあり、息を呑む 緊張感でした。
 夜泣きに苦しめられているお父さん方には申し訳ないのですが、赤ん坊の泣き声の感動的だったコト!…お薦めです。
【余談】
 エンドタイトルで原作が女性(P.D.ジェイムズ!)と知って連れが「道理で物語の要所要所に女性が配置されていると 思った」と言っていたのは意外でした。僕としてはむしろ“子どもが生まれなくなった世界”という設定でクローンなどの 人間製作に行かないのが男ではないなぁと感じていたので。
【関連作品】
『トゥモロー・ワールド』P.D.ジェイムズ
『遠すぎた橋』A Bridge Too Far
監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ダーク・ボガード ショーン・コネリー
ジーン・ハックマン アンソニー・ホプキンス
ジェームズ・カーン ライアン・オニール
ロバート・レッドフォード エドワード・フォックス
マクシミリアン・シェル ローレンス・オリヴィエ
1977年/イギリス・フランス
CATV:平成19年12月22日
 いやぁ長かった…の一言に尽きました。
第二次大戦の欧州戦線でDデイ以上の規模で計画されたマーケットガーデン作戦が如何にして 頓挫したか?を描いている筈なのですが、なんかピクニックみたいな戦争してるなぁと言うのが 正直な感想です。
 オールスターキャストで監督も高名(だよね?)ならば当然でしょうが言う程に退屈はしません。 時間と予算をかけているなぁと言う作品で、最近のCGでヤッチャイマシタな映像とは違います。
 ただソレだけなんですよね。
 なんか一時期の日本映画における『忠臣蔵』と同じで無難に纏めましたって感じでした。全体的に 仕事仕事していて感じるモノは無し。一番良いのは冒頭かしらん?
『ドラゴン・スクワッド』猛龍DragonSquad
製作総指揮:スティーブン・セガール
監督:ダニエル・リー
主演:ヴァネス・ウー マイケル・ビーン
2005年/香港
新橋文化劇場:平成19年1月23日
 なんか僕の中のイメージ(偏見とも言う)通りの香港映画でした。
 音と映像には文句が無いのですが、芝居になるとやる気が無いのか?と思うくらいに脚本が適当に 感じられるんですよね。しかもコレに限らず大抵の作品がそうで、逆に作る方も大変ではないかと 要らぬ心配をしてしまいそうです。
 それにしても香港ってあんなに銃がのさばってるのか?と洗脳されてしまいそうだなぁ、怖い怖い。